4月最初の生け花講座。
花材を見てびっくり。
主線となるべき枝物が無く、茎の長い「フトイ」が7本はいってる。
思わず「細いー」と声を上げてしまう😁
茎のしっかりしたカラーが2本あったので、先生は「カラーを主線に使って、フトイを三角に折り曲げて足元に入れてもいいよ」と。
いやいや、そんな高度な技は無理。
なんとかフトイを主線にしてみよう。
「フトイ」は「太い」ではなく「太藺」つまり「太い藺草(イグサ)」の意味で、イグサに似ていて茎が太いのでこの名前がついた。日本に古くからある植物で、よく生け花に使われる。
初めてお目にかかるフトイを生ける。
茎の途中を折り曲げて、変化をつける。
ある程度長めに折らないと、跳ね返って元にもどってしまうのがわかった。
カラーはいつもスッと伸びて凛とした佇まいが美しい花だ。
アイリスを少し短めに添える。
白と紫だけでは少し寂しげに見える。
ラナンキュラスは幾重にも重なった花びらがバラのように見える。
まだ水を張ってないので、首を傾げてしまった。
ピンク色が入ると、華やかさが出てくる。
後ろ、前、横にレザーファンをあしらって出来上がり!
今回は小花のない花ばかりだったので、すっきりした感じになった。
先生に見ていただくと、「フトイを曲げたところにリズムが生まれていいね。うまくまとまってますよ」とお褒めの言葉。
初めてお直しはナシだった。
型を意識せず自由に生けて、いい仕上がりになった。
花材によって扱い方もいろいろあるなと勉強になった。
最近、花の話題ばかり続いてる。
庭にも家にも花が溢れている今、いい季節だなぁ。